「日向…今日も良かったよ。」

そう言って、抱きついてくる女。

ウザイ…

「当たり前だ。
さっさと服来て出てけ。」
抱きつく女を引き剥がした。

「相変わらず冷たいね。」


そう言いながら、
来るくせに…


さっさと追い出し、
入れかわりで入ってくる奴


「あのさ、少しは
余韻にしたるとかしないわけ?」


「ないね。」


「てゅうか…ぷっ。
どうしたんだよ。顔…
手形ついてんぞ…」


「はあ?」


鏡を確認しなかったから気づかなかった…


鏡を確認したら…


くっきり手形の跡が…
あの…根暗女。許さん!!


「女にやられた…」


「女ってさっきの?」


「いや…クレハに。」


「クレハちゃんって…
ぷっハハハハ。だっせ~
ハハハハ~」


ムカツク…



そんな時…


『ピンポンパンポン…』


「1年C組。池上くん
至急、理事長室へ。」


お袋…


俺は今最強にイライラしてんだ…


めんどくせえ…




俺のイライラは増した。