日向

あれから1ヶ月が立つ。


斗真は、龍王に入った。

他の赤鬼の奴等も
何人かメンバーに入った。


学校には、お袋の許可を
もらって素顔の斗真で
来ている。



初めは、距離があったけど今じゃすっかりなじんでる。



「斗真に女だってえ!?」


「あ…あぁ。」


「「誰?誰なのお?」」


興味津々なクレハと絵理。


だって、斗真に女が
できたんだってよ!


どおゆう風の吹きまわしだろうか…



「1年の中沢宇美。」


「あの、お姫様みたいな
女の子でしょ?
凄いね~牧田くん~」


姫はクレハしか居ないと思うけどな。



「あの牧田が彼女なんてね~。どうしちゃったの?」

「なんつうか…
一目惚れ…」


照れくさそうに言う斗真。


「お前も変わったな。
恋する斗真くん!」


「寛人、黙れ…」


「照れんなよ。斗真くん!」


「日向まで…
お前等ウザイ!」


感情をうまく出せない
斗真だが


顔を真っ赤にして
可愛いやつだなって思った。