ガンっと倉庫の扉を開く。


すると、スタスタ
赤い髪の奴がやって来た。

それは、斗真だった。



「久しぶりだな。
日向、寛人。」


「やっぱりテメエか。
斗真。変装までして学校乗り込んで、なかなか手の込んだ事してくれんじゃねーか。テメエの目的は俺だろ。」


「半分あってる。
だが、ただ潰すんじゃつまんねえからな。
お前の大事なもんを奪うことだ。」



大事なもん…

斗真が意味深な笑みを浮かべ、奥の方を見る。



そこには…



「クレハ…!!!」



手と足を拘束され、

シャツは破られ、下着が丸見え…


さらに、何故かぐったり
ソファーに横たわっている。





「お前の溺愛してる女を
堪能しようとしたんだけど、暴れたから殴ってやった。ククク」



「テメエ…クレハは
関係ねえだろ。」



「関係あるぜ。
アイツは俺のになる。
どうだ?大事なもん奪われた気分は…」



「テメエ…ただですむと思うなよ…」


「日向の全て頂くぜ…」



俺が動いたのと同時に
バーっと他の奴等も動いた。



2対30人。



楽勝じゃねえか…