病院に着くと、
寛人と絵理がいた。

「寛人、絵理!」

「ケイから連絡来た。
とりあえず病室行くぞ。」

「あぁ。
絵理、デート中悪かったな。」


「いいよ。
大事な仲間だし。
それより、クレハは?」


「あぁ…

とりあえず、ケイの所行くぞ。」



「…うん…」



絵理が不思議そうな顔をした。



とりあえずケイの病室に行く。





ケイの病室に行くと…


包帯がぐるぐる巻かれて
痛々しい姿になっていた。



「…ケイ…」


「そうちょ~寛人さん~。しくってすみませーん~」


「バカ…。
お前はなんもしてねえだろ。守ってやれなくて悪かった。」



「いいんすよ…」


いつもは、うるさすぎる
シュウが弱々しい。



くそ…。




「ケイ、相手は赤鬼の奴等なのか?」


「一瞬でよくわかんなかったんすけど…
右腕に鬼の墨が入ってたんで多分赤鬼の奴等だと思います。」



「そうか。
とりあえずシュウが無事で良かった。」



「総長、俺そんなもろくないっすから。ハハハ~」



「そうだよな~。
よし、ケイ。エロ本やるよ。」


寛人が大量のエロ本を
ベッドにおいた。



「寛人さんサンキューっす…」


「寛人~それどうしたのよ~」



「あ?そりゃ…俺の宝物」

絵理がきれてる…




「ケイ
今は自分の体を心配しとけな。」



「力になれなくてすんません。」



ケイは、本当に仲間思いだ。




こんな仲間思いの奴を
痛いめに合わせた奴を
許さねえ…