甘い甘い夏休みは過ぎ…


季節はあっという間に冬。


そして私は、明日から
バイトしようと思います!


「何のバイトすんだよ。」


「学校の近くのクレープやさんだよ。絵理と一緒にやるの。」


日向はちょっと不満げだ。


「日向寂しいのよ。
クレハちゃんが一緒に帰れなくなるから~」


「別に~
つか何でまたバイトしようとしたんだ?」


「社会勉強?」


本当はね、違うけど。


日向には秘密なの。



「ん~。
あ~あ。帰り俺暇じゃん。」


「でも毎日じゃないよ?
週3日にするの。」


「まあ、経験っつうもんは大事だからな。
頑張って働けよ!」



ポンポンと頭撫でられた。



バイトをする本当の理由…


それはね、もおすぐ
日向の誕生日なのです。


あげはさんが教えてくれた。



だから誕生日プレゼントを渡したくて、お金稼いで
サプライズで渡すの!



誕生日大作戦!!




絵理には付き合ってもらう。