その日の夜。。。


クレハつれて、バイトに駆り出された。


親父の後輩、真司の経営してるクラブの店員。


「せっかくの夜が…」



「わりいなっ。
人で足んなくてどうしても。にしても、お前の女ヤベエよな~」


「あ?アイツどこ行った?」


「さっき、酒運ぶの頼んだんだが…あれ不味くね?」


なっ!!


俺のクレハが。



沢山の野郎どもに囲まれてる。



っチ…



「テメエ等誰の女に手だそうとしてんだ…コラっ」



「あ?…って池上日向…
すみません…手出すつもりないんで…」


雑魚がっ

腹立たしい。


「お前は俺から離れんな…」


「うん。」



目を離すとすぐ野郎どもに捕まるクレハ。



本当に危なっかしい奴だ…


「日向、酒作って。」


「何で俺が…」



「後で、ちゃんとご褒美やるから。働きやがれ。糞ガキ。クレハちゃん見習え~!」


クレハはニコニコ愛想振り撒いて、カウンターで酒を作ってる。



あ~ムカツク。



俺以外にあんな笑顔向けるなんて。