しかし、電車は雪の影響で
とまることができず前の電車に追突してしまったらしい。

「大河は怪我ないの!?」

「足にちょっとガラスの破片が・・・」

あたしは大河の足をみた。

大河の足からは大量の血が。

よく見ると足だけじゃなくて
腕や背中、顔にまで。

そのわりにあたしは腕にちょっと血が出ている程度だった。

「大河・・・もしかしてあたしを守るために・・・??」

「好きな女守るのは・・・普通・・・だろ・・・??」

「でもこのままじゃ大河・・・大量出血で・・・」

大河はいろんなとこに破片が刺さっていて、
足には大きい破片が刺さっていた。

周りに比べて、大河の出血の量は
明らかに違う。

大河の声もだんだんかすれていった。

「大河ぁ・・・しっかりぃ・・・」

あたしが声をかけたときには
もう意識はなくなっていた。

早く病院に・・・。

そう思ったらあたしも目眩がし
あたしもそのまま意識がなくなった。