息を無くした天使は叫ぶ



☆桜☆

クラス発表。
1年で一番嫌いな日…。
「…ら?桜…?」
「っ!ん?」
「大丈夫?」
「っえ?ぅ、うん!」
なにがなんだから分からないけど笑って見せた。
「クラス…離れちゃったね…。」きたっ…。やっぱ離れちゃった。運悪いな…
「うん…。で、でも体育は一緒だね!」
「そうだね!お昼とか絶対一緒に食べようね!」
「うんっ!じゃ、じゃあねー…。」
「うんっ!また帰り~。」
「バイバイ」
はぁ~…。1人かぁ…友達いないょ…。あたしは隣町から来てるから友達が出来るか心配だよ。



ガラカラッ…

「ぉはよ…ぅ…」
なにこれ怖いょ…
はぁ…本当に最悪。
運悪すぎでしょ!あたし…


ガラガラ---
あっ!先生…。
優しそうな人で良かった。



「…。では体育館に移動してください。」
あたし達は体育館に移動することになった。
この頃あんなことが起こるなんて誰も予想はしていなかっただろう。