「ゴメン。もう一回いいかな?」
私は後ろの子に謝りながら手紙を渡した。
すると後ろの子は、ため息をつきながらも
「もう!一体どれだけ先生のことを語りあってるの!......あ!先生のマル秘情報があったら教えてね!」
と、手紙を回してくれた。
う~ん。マル秘情報といったら、お姉ちゃんの大学の先輩ってことだけだけどな~。
そんなこと言ったら、先生のこと色々聞かれそうだから言わない。
それに私、先生はお姉ちゃんの携帯の写メで見ただけだから、全然知らないし。
とりあえず、マル秘情報を千絵が教えてくれたら、ちゃんと教えるから!
と言う意味をこめて、お礼を言った。
「了解!ありがとね!」
「どういたしまして~」



