取り合えず二人が幸大から下りた。

「幸大さん…おはようのキスとハグを所望します。」

咲子が言う。

「ああ。」

再び、次は咲子だけが馬乗りになる。


ぎゅっ。

「ん…ちゅっ…

幸大さん…おはようございます。」


咲子と軽くキスをして朝の挨拶を交わす。


「なら…私はこちらにおはようのキスをしようかしら…」

アゲハは幸大の顔を見ていた視線を下方へと移動させた。

「いや…ダメだから!!」

幸大が言う。

「なぜ?

幸大様は気持ちよく、そして朝からスッキリよ?

私も…幸大様に御奉仕できる上に良質なタンパク質を…」


「ダメだから!!

その発言がダメだから!!


そこは規制が入る可能性が高いから!!」

幸大が言う。

「私は幸大様に御奉仕することを生き甲斐にすると決めたの…

それなのに…ダメなの?」


「あの…えーと…気持ちは嬉しい。」

「じゃあ…御奉仕します。」

「待てって!

良いか?

俺はあくまで節度のある、清く正しいお付き合いってやつをだな…」

「そう…」

「だから…奉仕してくれるなら…もっと他のことでお願いできるか?」

「はい…

幸大様のためならこの身の全てを捧げて御奉仕致します。」

アゲハが言う。