「ちなみに幸大君は学力自体は普通だが、知能や思考では時に私をも簡単に凌駕する。


それに低俗と言うよりは中々に信念を持った、そこそこ高貴な人だよ。

まぁ、ハーレムなどと言う信念は打ち砕きたかったが…今ではそれも幸大君の良いところだ。



そして彼の身分だが…彼は王だよ。」


華乃が言う

「王?

冬木さん…あなた、本当に頭がおかしくなったのでは?」

女性が言う


「君たちの知っていることだけが全てではない。

まぁ、昔の私も簡単には信じられなかったが、彼は正真正銘…


多くの者たちが下肢付き、頭を下げ、

多くの者たちを従わせる王だ。」

華乃が言う


「華乃。

あまりばらすのはよろしくねぇんだけど…」

幸大が言う


「ああ…すまない。

つい、幸大君のことを自慢したくなってな。」

「華乃ちゃん…そろそろ会場に行った方が…」


「もうそんな時間か…


っと…私は存外緊張しやすいのかも知れないな。」

華乃が表情を硬くする

「それは落ちたときの言い訳ですか?」

女性たちが言う


「まだ居たのか…」

華乃が言う


「はぁ…

華乃、表情がかなり硬いぞ?

リラックス、リラックス。」

幸大が華乃の頬を揉む