ハーレム ブラッド2

クーニャが語った内容に皆は表情を真剣な顔へと変えた



「国を作る…と?」

咲子がゆっくりと口を開いた


「人と吸血鬼の共存の拠点となる国を作るなんて…主旨はともかく簡単にはいかないんじゃないかな…」


優衣が言う


「だから電話とかで忙しくしてるんだろ?」


マリアが言う


「壮大な計画ね。」

朱鳥が言う



「ふふふ…」

アゲハが笑う


「何かあるの?」

姫野が言う


「ふふふ…

クーニャは秘め事がある時は口数が少ないわね。」

「うにゃっ!?」

語り終えてなお未だに沈黙するクーニャをアゲハは見逃さなかった



「まだ何かあるんですか?」


沙羅が言う



「疑問は、それをなぜ我々に黙っていたか。

そしてなぜ、クーニャ君だけがその内容を聞かされていたか…ではないかな?」


「華乃!?」

朱鳥が突如部屋に入ってきた華乃に驚いた


「久しぶりだな…皆に会うのも。」


華乃が小さく笑う


「幸大さんに御用ですか?」

咲子が言う


「ああ。

幸大君だけに会おうと玄関前で携帯にかけたが通話中だったみたいでね。

そうしたらクーニャ君の悶絶する声が聞こえたので万が一のことを想定し上がらせてもらった。」


「で、盗み聞きですか?」

咲子が言う

「聞こえてしまったのだよ。


本来なら君たちに会うことなく帰ろうと思っていたのだが…」


華乃がどことなく嬉しそうに笑った