ハーレム ブラッド2

「君に私の昔話をしたことが無かったな。」


「ああ、そうだな。」



「せっかくだ、聞いてはくれまいか?」



「華乃の話なら何もかも、聞きたい。」



「嬉しいことを言ってくれる。」


華乃が小さく笑う




「私は小学校、中学校と私立の学校に通っていた。


受験してまで入った者たちばかりでみな頭が良かった。


私がトップを取ったことが無いほどにな。」


現在常に学年トップに立つ華乃が嘲笑を浮かべた


「私立ということもあり、裕福な者が多く塾や専属の家庭教師、習い事をしていてな…


何もしてなかったのは私くらいだ。

君も知っての通り我が家は決して上流階級とは呼べないからな。


私を私立に行かせるだけでかなり苦しかったはずだ。」

華乃が言う


「中学校の3年になった頃だ。


いつも学年トップだった女子のクラスメイトが居てな…


私は帰りに本屋に寄ったんだが…その時にそのクラスメイトが万引きしている所を目撃したんだ。


クラスメイトは裕福な家庭だったし彼女が身に付けているのはいつもブランド物だ。

だから万引きする意味がわからなかった。

欲しいものを買えるのに…

ただ…その場で注意しようと思ったがさっさと店を出てしまって…


追いかけて注意をしたんだ。

『なぜ、本をわざわざ盗むのだ?

君なら何の躊躇いもなく買えるだろう?』


そう言った時に本屋の店員が外の棚の陳列作業を行っていてそのクラスメイトは…」

華乃が遠い目をした