「ねぇ、幸大。


命と体…どっちが要らないかしら?」

姫野が言う。


「どっちも必要だから!!」


幸大が言う。


「でしたら…精神的に追い込まれるのと、社会的に抹殺されるのではどちらがよろしいですか?」

アゲハが言う。


「それは同じじゃないか!?」

幸大が言う。


「わがままね…」

姫野が溜め息混じりに言う。



「いや…確かに、黙ってたのは悪かったとは思ってるけどさ…

健全な男女だし…

皆だって何となくは誰かとこうなるってのはわかってただろ?」



「言い訳ですか?」

アゲハが言う。

「開き直りね。」

姫野が呆れながら幸大を見る。


「でも…幸大君はそういうのは学生のうちはしないって言ったのに…」

優衣が言う。


「いや…それは……それも、悪かった。

でも…」



「まぁまぁ…

せっかくの海外なんだからこんなとこでグダグダ言ってても仕方にゃいよ!


ヤっちゃったもんは仕方ないし、今は楽しもう!!」

クーニャが言う。

「そーだ、そーだ!!」

マリアが言う。


「ほぉ?

君たちは幸大君を許すのか?」

華乃が言う。


「そもそも…私は順番なんか気にしてないぞ?

幸大はちゃんと私も愛してくれると信じてるからな!!」


マリアが無い胸を張る。


「私は許したわけじゃないけど?


でも…幸大君が初めてじゃないってことは〜

咲子ちゃんの時よりも手慣れてるから、咲子ちゃんよりも気持ち良くさせてくれるんだよねぇ?


回数も咲子ちゃんの倍は確実にヤってくれるよね〜?」


クーニャが笑いながら言う。