ハーレム ブラッド2

「しかし…何が起こったのだ、幸大に。」


ヴァンが言う。


「先日までは確かに吸血鬼の王を怖がっていましたし…」

沙羅が言う。

「私たちは特になにもしてないぞ?」

マリアが言う。

「幸大がキスされても普通だったなんて…一体どうなってるの…?」

朱鳥が言う。


「幸大君が秘密の特訓をやってたのかにゃ?」

クーニャが言う。


「でもいつも通りだったわよね?」

優衣が言う。


「何かあったのならば…先程から黙っている咲子君が幸大君を出発前には立ち直らせると言った時だな。」

華乃が言う。



「咲子…あんた、幸大をどうやって立ち直らせたのよ?」

姫野が言う。


「余も興味があるな。」

ヴァンが言う。


「特別なことはしてませんよ?


幸大さんと私がするべきことをしただけです。


そして、幸大さんと私が成長したんですよ…少しだけ大人に。」


咲子が優しく言いながら下腹部をそっと抑える。


「な!?」
「にゃっ!?」
「まさか!?」
「あら…ふふふ…」


姫野とクーニャと華乃とアゲハが幸大と咲子の間に何があったか理解する。


「女の子の私が幸大さんに大人の女にされました。

お返しに私がチキンでヘタレで童貞な男の子の幸大さんを、

チキンでヘタレな男の幸大さんにしてあげました。」

咲子が言う。


「「ええっ!?」」

咲子が述べた幸大の変化で単語が丸々一つ抜けたことで残りの4人も理解した。



「ほぉ…ついに、か。」

ヴァンが言う。


「ヴァン…あんた、言ってたわよね…」

姫野がぎこちなく言う。

「何をだ?」



「吸血鬼の王の出生率は…第一子に限ってはその行為をした時に的中率が100%だって。」

姫野が言う。


「うむ…第二子以降の的中率は人間と変わらぬが人間嫌いの吸血鬼の王が仮に人間と生殖行動をしても必ず跡継ぎを産めるように、


第一子は一番最初の生殖行為で必ず妊娠する。


第二子以降の的中率は人間と同じ。



必ず第一子には吸血鬼の王の血が継承され、第二子以降は通常の吸血鬼となる。





吸血鬼の王の跡継ぎについての大原則だ。


…幸大の能力は数人の子どもが居ても一人にしか継承されないが、第一子とは限らんらしいが…どうであろうな…」


ヴァンが言う。