ハーレム ブラッド2

「幸大…そなたは王と一騎討ちせよ。


余では父には敵わぬ。


幼い頃からの恐怖と親子の情があるからな。」


「最初からそのつもりだ。」

幸大が言う。


「ならば…道は余が開こう。


退け、貴様らの敵う敵ではないぞ?」


ブシュッ…ズァーッ!

ブシュッ…ズァーッ!


ヴァンは王までの道を塞ぐ吸血鬼たちに触れて、幸大が巨大吸血鬼を倒した方法で次々と普通の吸血鬼たちを塵にしていく。







ザッ…


ヴァンと幸大が王の前に辿り着いた。



「息子よ…なぜ、そなたまで人間に味方するのだ?」


王が言う。


「哀れな吸血鬼の王よ…

余はそなたの息子であった名も無き吸血鬼の王ではない。」


ヴァンが言う。

「何だと?」

「あなたが親であると言う名も無き吸血鬼の王はいない。」


「吸血鬼の王ではないならば…何なのだ?」

「余は…ヴァン。」



「下らん。


幸大…そなたも、我に従わぬならば自由を奪うのみ!!」


ヴンッ!

王が幸大の背後に回る。


「ブラッド・アーマー!」


ガキィンッ!

王の攻撃を防ぐ。


「ほぉ…」

王が距離を空ける。


「ブラッディ・ハンター!」


ギュルルル…


「だから…貴様の攻撃は遅いと言ったはずだ…」


ドシュッ!


王の腹が後ろから鉄血の爪で貫かれた。


「ブラッド・クロウ…」