ハーレム ブラッド2

「「どっ…せぇい!!」」


バゴォンッ!


低く渋い声がハモり巨大吸血鬼が現れるであろう扉が吹き飛び広間の一部の吸血鬼たちもろとも吹き飛ばす。



「な!?

親父!?

それにジジイ!!」


幸大が扉から現れた人影に驚く。

「息子が他の男に脅迫されとるのを黙って見ていては父親失格だ!!


さぁ…幸大、喜びながら父さんの胸に飛び込んできなさい!!」


「断る!!」


幸大の父親が腕を開いたまま固まる。



「クソガキが!

優衣と海外旅行など許さん!!」

「くそジジイ…どこが旅行に見えるんだよ!!」

幸大が優衣の祖父にツッコミを入れる。




「一体…どゆことかにゃ?」

クーニャが言う。


「大人の事情よ。」

ダリシスが現れる。

「おばあちゃん!?」

クーニャが驚く。


「私も居るわよ?」

「お母様!?」

瑠奈の登場に朱鳥が驚く。

「先程からこそこそ動いていた気配は皆さんだったんですね?」

咲子が言う。


「そして…幸大様ほどではありませんが…巨大吸血鬼よりも明らかに大きな気配は一体?」

アゲハが言う。



「余の気配だろうな…」


「ヴァン!?」

マリアが言う。


「あれ?

ヴァンさんの顔が少しだけ変わってる気が…」

沙羅が言う。


「いつものマスクじゃない…

もしかして…」

優衣が言う。



「本物の余の体だ。


昔の知り合いの中に余の遺体を保存していた者がいてな…」


ヴァンが言う。

「連絡が取れなかったのは?」

幸大が言う。


「驚かせようと思ってな…


まぁ…今まで通り、そなたの血液内に本体も置ける。



ただ…余の体がいつも使ってる作り物から本物に変わっただけだ。

できることは変わらぬ。」


ヴァンが言う。