ハーレム ブラッド2

「来やがれ!」

巨大吸血鬼が幸大を挑発する。


「じゃあ、遠慮なく。」

ぴたっ…


幸大が巨大吸血鬼の足に触る。


「何の真似だ?」

巨大吸血鬼が言う。


「前回のは吸血鬼の王の血が流れてたからすぐに吸収されたが…

普通のデカイだけの吸血鬼なら…


フル・ブラッド!」


ブシュッ!!


巨大吸血鬼の背中から血が大量に飛び出した。


「…?

何をした?」

巨大吸血鬼が言う。


「気づかないか?


お前の既存の血液は今、体から吹き出した。

つまり…今、お前の体に流れてるのはお前の血液を押し出した、俺の血液だ。」

「だから何なんだ?」


巨大吸血鬼が首を傾げる。

「まったく…バカか?

俺は自分の血液なら自由に操れるんだぜ?


お前の体に流した血を俺が自分の体に戻したら…血液のない吸血鬼はどうなるだろうな?」


「な!?

止めろ!!

止めてくれ!!」


「断る。」


「なら、力ずくで止める!!」


巨大吸血鬼が幸大に拳を振り下ろす。


「リバース・ブラッド!」


ズァーッ!


巨大吸血鬼の体内から幸大へと血液が流れた。



「あ…あぁ…」

巨大吸血鬼の拳が惰性で振り下ろされる。



ザァァァァァァァァァァッ…


幸大に当たる瞬間、巨大吸血鬼は塵になり風に流された。



「ふん…

余興にもならなかったな?」

幸大が吸血鬼の王を見ながら言う。