ハーレム ブラッド2

「で、それが俺のトラウマとどう関係するんだよ?」


幸大が言う。


『そなたの恐怖は王であること。』

「は?」


「無意識に…

先ほどから出てくるこの言葉に関係でもあるのですか?」

咲子が言う。


『うむ…


血の記憶はそなたのトラウマになる直前に聞こえたのならばな。


血の記憶は声にて金色の支配と名乗ったが…血の記憶はもっと多くの情報をそなたも気づかない無意識の中でそなたに送った。』


「無意識に送られた情報…」

幸大が言う。


『永遠に生きること…

果てのない命…



そんな情報を得たそなたはまたもや無意識に…



先が見えぬ恐怖を憶えてしまった。』


「そんなことに恐怖なんか持つかよ!!」


「幸大君…体が震えてるよ?」

優衣がそっと幸大の肩を抱く。



「どうやら…幸大のトラウマはヴァンの言う通り…


王の全てに恐怖を抱いてるようね。」

姫野が言う。


「違う!

俺は…」


『なら…そなたは先が見えるか?


数百年後…そなたは誰とともにどのように生きているのだ?』



「それは…皆と一緒に…」



『今の世の中…

たかだか100年の命しかない人間が数年先、数十年先が見えずに自殺する。



それなのに…数百年後が見えない。

そして数年先も見えてないようなそなたにトラウマを抱くなという方が無理がある。』

ヴァンが言う。