ハーレム ブラッド2

『だが…そなたは聞いてしまった。


金色の眼の言葉。


金色の支配を。』


「どういうことだ?


てか…その声っていったい何なんだ?


吸血鬼の王になる前にも聞こえてて…」

『それは他の四種の血液を吸われていたからであろう?


声は…そなたの脳が無意識に、血の記憶を読み上げたのだ。


血の記憶というよりも…血の特性を無意識に、感覚としては理解していたということだ。


言葉にできなく、頭での理解はできなくとも…感覚として、な。



血の記憶はその血の記憶を持つ血液を吸われるか…体にその血液が適合すると理解する。』


「え?

じゃあ…お前らも声を聞いたのか?」

幸大が言う。

「別に血の記憶とやらは聞いてないわよ?」

姫野が言う。

「私も特には…」

沙羅が言う。


『基本的には聞こえるモノではない。

無意識に理解しているのだからな。


そなたたちは皆、自分の眼の能力のおおよその能力は最初から知っていただろう?



まぁ…声として聞こえる者も珍しくはない。

そして、幸大。

そなたは暴走の直前にその血の記憶を覚醒させている。

だから…声が聞こえるのだ。



だがな…吸血鬼の王の血は吸われればその吸血鬼は体内の血を吸収されて死んでしまう。


そなたの周りでそうなった者は一人もおらぬだろう?』


「ああ…。」


『つまり…金色の支配という血の記憶を聞くには、体が王血と適合する以外にはあり得ない。



そなたは…完全なる吸血鬼の王となったのだよ。』