ハーレム ブラッド2

「蒼月の残虐の能力についてだけど…


幸大君が暴走した時って、この前の吸血鬼の王の時以外は必ず敵に蒼月の眼の吸血鬼が居たと思うんだけど…」

優衣が言う。



『吸血鬼の王は…

金色の眼はその4つの力を含めた人間を支配する能力だ。


幸大にも、余の父にも…鮮血、黄昏、蒼月、翡翠の全ての力が備わっている。』

ヴァンが言う。


「つまり…あの時の暴走も吸血鬼の王が蒼月の能力を使った、と?」


華乃が言う。


『おそらくな…。』


「なら、納得がいきますわ。


ずっとおかしいと思っていましたわ。



女性のキスの能力は確かに幸大様に強い影響を及ぼしますが、


普段は冷静な幸大様が…マリアやクーニャのあのような姿に一瞬は動揺すれども、トラウマを残すほど幸大様は弱くないはずですわ。」

アゲハが言う。


「仮に幸大さんの心が弱くとも…

幸大さんならばマリアやクーニャさんに近づいたはずです。



沙羅さんが過去に死にかけた時、沙羅さんの止血を優先した幸大さんなのですから。」

咲子が言う。




「でも…まだ体が震えるし、吸血鬼の王が怖い。


瑠奈…どうしたら良いんだ?」

幸大が言う。


「そうは言われても…

蒼月の残虐は相手にトラウマを残す能力だから…トラウマを克服するとか?」

瑠奈が言う。


「そもそも…幸大のトラウマって何なんだ?


吸血鬼の王が怖いだけなら…勝ち目があったんだから、すぐに直るだろ?」

マリアが言う。



「わからない…何が怖いのか。」

幸大が言う。