「金箔に漆に翡翠って高いんじゃないですか!?」

沙羅が言う。

「値段は秘密だ。」

幸大が言う。

「幸大さん…私がたまにヘアピンをしていたのを気づいていたんですか?」

咲子が言う。

「当たり前だろ…

家に居るときなんかは咲子しか見てないんだから気づくっての。」

幸大が言う。

「私しか見てないとは…嬉しいことを言ってくれますね。」

咲子が言う。


「でも…これ、本当にもらって良いんですか?」


沙羅が言う。

「確かに…これだけ高価そうなモノをもらうのは気が引けるのですが…」

咲子が言う。


「あのなぁ…

俺は咲子と沙羅に使ってほしいから買ってきたんだよ。」

幸大が言う。


「ということは…この猫耳も使ってほしいと?」

咲子が言う。

「まぁ…そりゃ…


せっかく買ったんだし…


その代わり、家の中でだけだぞ?


その…他の奴らには絶対に見せたくないから。」


幸大が言う。

「幸大さん…」

沙羅が猫耳を着ける。


「うぉっ!?

可愛いぞ!!」


むぎゅぅっ〜


幸大が沙羅を強く抱き締める。


「どうですか?」

咲子が猫耳を着ける。


「咲子も可愛い!!



てか、なんで俺の彼女たちはこんなに猫耳が似合うんだ!!」





幸大はこの日、マリアも含めた猫耳娘3人を抱き締めて萌え悶えながら眠りに就いた。