ハーレム ブラッド2

「先生?」

朱鳥が言う。


「えいっ!」

ちゅっ。


優衣が幸大にキスをする。


「うにゃっ!?

先生が寝込みを襲ってる!!」

クーニャが言う。

「ち、ちち、違うよ!?

その…童話みたくキスしたら起きるかな〜って。」

優衣が恥ずかしがりながら言う。


「先生…童話でキスで目覚めるのはお姫様の方だ。

王子様は起こす役だと思うが?」

華乃が言う。


「あう…」

優衣が気を落とす。


「落ち込むなって…

俺は嬉しかったし。」

ぽんっ。

幸大が起き上がって優衣の頭を軽く撫でる。

「ありがと、幸大君。


…あれ?


幸大君!?」

優衣が驚く。


「な!?

本当に先生のキスで起きたの!?」

姫野が言う。

「起きるとわかっていましたら私がいたしましたのに…」

アゲハが言う。




「いや…少し前から起きてたけど、体がヤケに重い。


筋肉痛みたいにな。」

幸大が言う。


「それは『みたい』じゃなくて明らかな筋肉痛だ。

吸血鬼は筋肉痛が運動後、休むとすぐに起こるからな。」

マリアが言う。


「さっきのがよっぽど幸大君に負担を掛けたんだね。

吸血鬼は多少の運動じゃ筋肉痛にはならないし。」

クーニャが言う。




「マリア…クーニャ…」

幸大が涙を流す。


「うわっ!?

何泣いてんだよ!!」

マリアが言う。



ヴンッ!

幸大が高速移動でマリアとクーニャの前に現れた。

ぎゅっ。


幸大が二人を抱き締める。


「生きてて…良かった。」

ぎゅぅっ〜


「痛いぞ…バカ。

もう少し優しくしろ。」

マリアが言う。


「良かった…」

幸大が泣く。


「よしよし…


泣いて良いよ?

嬉し泣きはどんどんした方が良いんだって。



嬉しくても、悲しくても…たくさん泣いて良いよ?


私が受け止めてあげるし、泣きたかったら私のこの大きくて柔らかくて魅力満天の胸を貸してあげる…


ううん…貸してあげるどころか…この胸も含めて私の全部は幸大君のモノなんだから。」

クーニャが幸大の背中をポンポンと叩く。


「本当に良かった…」

幸大が震える声で言う。