ハーレム ブラッド2

「そんな不自由な世界での自由なんか…生きる価値もない!」


パンッ!


幸大が王の手を払う。




「そうか…仕方ない!!

ならば力ずくだ!!」

ギンッ!

バサッ!


金色に輝く眼、鋭い爪と牙、黒い翼。


「貴様が従いたくなるようにしてやろう!!」


ヴンッ!

王が高速移動で幸大の後ろに現れる。


ヴンッ!

幸大が高速移動で王と距離を取る。


「ブラッデイ・ハンター!!」


回転する円盤が王に向かって飛ぶ。



ドシュッ!!


「が…あ…」

「遅いのだよ…君のその攻撃は。」


王は幸大の前に高速移動で現れ、幸大の胸を手で貫く。



「てめぇ…」


「ふっ…」


ズボッ!

王が幸大から手を抜く。


「これが何かわかるかね?」


王の血塗れの手には小さく脈打つ幸大の心臓が握られていた。


「ふんっ。」


バチュンッ!

王が心臓を握りつぶした。


「あ…」


ドサッ…

幸大が倒れた。


「幸大!?」

朱鳥が言う。

「大丈夫よ。

傷口は回復を始めてるわ。」

姫野が言う。

「恐らく…幸大様は自分の心臓が潰される強い刺激に耐えきれず防衛策として気絶したんですわ。」


アゲハが言う。



「身体は吸血鬼の王の力を手に入れたが…能力までは吸血鬼の王の速度にはならなかったようだな。」

王が言う。