ハーレム ブラッド2

「せっかくだ。

動画も録っておこう。」

華乃がデジカメを動画モードに切り替える。

「最近のは動画も録れるんだ…

スゴいなぁ。」

優衣が言う。



「幸大様…止まってください。」

アゲハが幸大の衣装を引っ張る。


「おっと…

どうしたんだ?」

幸大が言う。


「何か、来ます。」

アゲハが言う。



「本当だ…誰か歩いてくるよ?」

クーニャが言う。



ザッ…

マントを羽織る男性とその周りには数人の男女。


「ヴァン?

じゃないわね…似てるけど。」

姫野が言う。




「貴様が幸大だな?」

男性が言う。


「てめぇ…吸血鬼の王、か?」

幸大が言う。


「その通りだ。」

吸血鬼の王が言う。



「幸大に何の用だ!!」

マリアが言う。

「黙れ。」

ギンッ!

吸血鬼の王の眼が金色に輝く。


「がっ!?」


マリアが固まる。


「警戒せずともよい。


余は人間は嫌いだが…吸血鬼の味方だ。


そして何よりも…そなたを余の仲間にしたいと思っているぞ、幸大。」


王の眼が黒に戻る。


「ぷはっ!

こいつ…なんかヤバイぞ!」

マリアが動けるようになる。




「一応、あんたの話をあんたの息子から聞いてはいるが…何の用だ?」

幸大が言う。


「余の息子が世話になっているそうだな。



ハッキリと言うが余はそなたの能力がほしい。

もちろん、余に継承できるものではない、故にそなたに仲間になってもらいたい。


余は人間が嫌いだ。

そして…そなたは過去に余を一度殺したも同然の者の子孫。

本来ならば生かしては置けんと思ったが…


そなたは今や不老不死、生かしては置けんと言うどころか死なぬのではな…


そして…そなたは吸血鬼の王の血を引いている。

なればこそ…そなたを仲間にしたいと思わずにはいられない。」

王が言う。