ハーレム ブラッド2

「単刀直入に言います。


貴方の祖父と父上の吸血鬼の王の血、それから貴方の父上の遺体が何者かに寄って奪われました。」


『何!?

吸血鬼の王の血とその血の持ち主の遺体?



それがどういう自体かそなたは…いや、VAPは解っているのか!!』

ヴァンが名前を与えられて以来初めての激怒。


「え?

いったい…」

「沙羅さん…」


沙羅が質問しようとするが咲子が自分の口に人差し指を当てて口止めする。



「ヴァン殿…

我々もその危険性は解っていました!!

ですから、貴方の祖父と父上の吸血鬼の王の血はアメリカ支部。

貴方の父上の遺体はロシア支部にて保管していました。


VAPの中でも一二を争うセキュリティの支部です…」


『馬鹿者!!

なぜ、遺体を処分しなかった!!


吸血鬼の王の血をなぜ海に捨てなかった!!』


「我々にも研究がありますから…」


『愚かにも程がある!!

人間との共存を謳うVAPが…吸血鬼の研究のために?


笑わせるな!!

貴様らが研究の材料として扱ったそれのせいで人間は滅びるぞ!!』


ヴァンが怒鳴る。

「人間が滅びるなどと…


我々吸血鬼は人間が居なければ生きてはいけないのですから…」



『愚か者!!


我々には…幸大が居る。

幸大が1人居れば…人間など要らぬ。



幸大にはそれだけの能力がある!!

しかも、今や不老不死!


幸大が自ら自殺を望まぬ限り死ぬことはない。


血があれば決して死なない吸血鬼。

そして無限の血液を持ち、操る能力。


極めつけは王の血による驚異の適合力。


幸大はすでに…血液型は愚かRhが+であろうが−であろうが関係なく生成できる。



この世の全ての人間の血液を幸大1人が補えるのだ…




人間が存在する意味など…無くなってしまう。』

ヴァンが力なく言う。