ハーレム ブラッド2

ピンポーン…


「おや?

こんな時間に誰でしょう?」

咲子が玄関へと向かう。


「誰ですか?」

咲子が言う。


「榊だ。

幸大君かヴァン殿は居ないかい?」

榊パパがドア越しに少し焦っているように言う。


「幸大さんは修学旅行ですよ?

姫野さんもそのハズですがお忘れですか?」


「あ、ああ…そうだった。

じゃあ…ヴァン殿は居るかね?」


「ヴァンはいつもダリシスさんの所ですが…話だけならできますよ?

ヴァンを呼び出せますから。」

咲子が言う。

「今すぐに話がしたい!

君たち…できれば幸大君にも聞いてもらいたかったが…

とにかくヴァンに話を!」

榊パパが言う。


「どうぞ。」

咲子が鍵を開ける。



「咲子さん、お客さんですか?」

沙羅が言う。


「榊さんです。」

咲子は手のひらサイズの赤い珠を持ってくる。


「沙羅ちゃん…悪いね、夜分遅くに。」

榊パパが言う。

「いえ、何かあったんですか?」

沙羅が言う。


「まぁ、色々とね。

今からヴァン殿にも話すから一緒に聞いてほしい。」


榊パパが言う。


「ヴァン…

榊さんが話があるそうです。

急を要するそうです。」


咲子が赤い珠に向かって言う。




『榊殿…久しいな。

何事かね?』

ヴァンの声が赤い珠から聞こえてくる。