ハーレム ブラッド2

「…。


本当は、今聞いたことは聞く予定じゃなかったんだけど…

聞いて良かった。」



ぽふっ。

姫野が幸大の胸に頭を預ける。


「姫野?」


「本当に聞きたかったのは…


もし、この先に幸大が私たち以外に好きな人ができて…


その人をいつか幸大が私たちよりも好きになった時、どうするか…聞きたかったのよ。



幸大はどうするの?


私たちよりも好きになった人ができた時、私たちのことを心の隅にでも置いて気にかけてくれる?


それとも…例えばその好きになった人が私たちを嫌いだって言ったら…



その…


私たちを捨てる?」

姫野が泣きそうな声で言う。



「それは絶対に無い。」

幸大が言う。

「捨てないってこと?」

姫野が言う。

「いや…今の話の9割だ。


まず…まったくないと否定できない1割は…その…好きな人がこれ以上できないか、って言われたら…その…まぁ…永遠の人生だから何が起こるか…」

幸大が言う。

「…バカ。」

姫野が静かに言う。


「でも!

俺は…この先もお前らよりも好きな人ができるわけがない。


優衣たちの時だってそうだ。



姫野とクーニャと咲子はほとんど同時期だったけど…そのあとに優衣、沙羅、マリアが加わって、

今年はアゲハ、朱鳥、華乃も加わった。


でも…この中で誰か一人だけが一番だった時はない。


この先も…お前らに優劣をつける気はない!!



例えばアゲハたちが白髪になろうが、いつか…死んだとしても。


お前ら全員を一番愛してる。

だけど順番はつけない。


つーか、つけれねぇよ。」

幸大が言う。