ハーレム ブラッド2

「私たち吸血鬼はこのまま、老いずに幸大と共に永遠を生きることになるのよ?


幸大の能力ならいっそ、自分の命も絶てるとは思うけど…



人間だって何十年も居たら…不仲になる夫婦もあるわ。


とくに吸血鬼なんて歳と共に起きる変化が人間よりも遥かに少ないわ。



私だって…私たちだって…

幸大の嫌な所や直してほしい所があるわ。

だからって…幸大が嫌いなわけじゃないけど…



幸大だって私たちに嫌な所や直してほしい所…不満があるでしょ?」



「まぁな。


そりゃ…全部が完璧じゃないさ。


お前らに当然、不満はあるし、嫌な所や直してほしい所もある。


でも…そういう部分も…嫌だけど嫌いじゃないから…」

幸大が言う。


「私たちもよ。


でも…それを永遠の中でいつか嫌から嫌いになったら?」


「あのさ…そんなのわかんねぇよ。


嫌な所が嫌いな所になるのと同じく、嫌だと思ってた所が好きになることもあるだろ?」



「それでも…永遠の中でいつかは…」


「俺は…お前らに満足はしてないし、嫌な所や直してほしい所以外にも…

その…嫌いな所も少しだけある。


でもさ…そう言う、今は好きじゃない所がある。


でもそれは、これから先にお前らを好きになれる部分でもあるし、好きになれる努力もする。



100%好きなら…その上は無いから、あとは減っていくだけかも知れないけど…


まだ、今は好きじゃなくて、これから好きになれる所があるって…


まだまだ、俺はお前らを好きになれるって思うと自己満足に近いけど…少しだけ嬉しい。」

幸大が言う。