「別に歩ける距離に家があるし、会いたかったらいつでも来れるだろ?

俺だって優衣が会いたいって言ったら実際に飛んでいくから。」

幸大が言う。

「毎日会いたい時は?」

「さすがにそれは…」

「あぅ…」


「でも、俺だって優衣に会えないのは嫌だし…

それに…その辺も優衣だけじゃなく、皆のことも含めて色々と考えてるからさ…

だから…信じて待っててくれ。」

幸大が言う。


「仕方ないわね。」

姫野が言う。

「しょーがないなぁ〜」

クーニャが言う。

「幸大さんがそう言うなら。」

咲子が言う。

「うん、信じてる。」

優衣が言う。

「ちゃんと待ってます。」

沙羅が言う。

「約束だからな!

守れよ?」

マリアが言う。

「幸大様のためならいくらでも待てますわ。」

アゲハが言う。

「私が信じてあげるんだから…何考えてるか知らないけどしっかりやりなさいよ?」

朱鳥が言う。

「君は信じるに値する男だと思っている。

だから…私の期待を裏切らないことを願っているぞ。」

華乃が眼鏡を触りながら言う。


「照れてるわね…」

姫野が言う。


ヒュ〜〜〜〜〜…

ドパァンッ!!


花火が打ち上がる。


「学校祭も終わりだな。

今年は去年よりも長かった気がする。」


幸大が言う。

「そうですね。」

咲子が花火を見上げながら言う。



幸大たちの学校祭は花火に彩られ終わりを告げた。