ハーレム ブラッド2

「あ…

キャンプファイヤーの木を組んでるわね…」

姫野が窓からグラウンドを見る。

「そろそろ俺たちも教室に戻るか。」

幸大が言う。

「ええ、そうね…あれ?


幸大…何かしら?」

姫野がグラウンドを指差す。


「おい…大丈夫か?

車が何台も入って、って危ない!!」


突然、黒い車がグラウンドに何台も入り、中には生徒を轢きそうになった車もあった。



「車から一斉に、明らかに危なそうな人たちが降りてくるわね…」

姫野が言う。


車からは黒いスーツを着た男たちが降りて、暴れだす。


「あ…せっかく組んだキャンプファイヤーの木が…」

姫野が言う。


「組み立て途中の後夜祭の舞台も!!」

幸大が言う。




ピンポンパンポン…

校内放送の音が鳴る。


『あぁ?

もう喋ってええのか?』

ドスの効いた声がスピーカーから流れた。


『は、はい…

もう校内に聞こえてます…』


怯える生徒の声。


『この学校にワシらの若頭の女に手をだしたクソガキがおるやろ!!


名前は佐藤じゃ!

3年やったはずや…

他にもぎょーさん女を騙しとる言う話やさかい…こん学校でも知っとる奴はおるやろ。



佐藤、出てこんか!!

キサンのタマァとったらぁ!!』


キーーーンッ!

マイクがハウリングを起こした。