ハーレム ブラッド2

「でも、落ち着いてるだけでいつもの様に襲わなくなるってのも不思議だな。」

幸大が言う。


「そうかしら?

幸大は瑠奈のせいでさっきまで甘えたいって欲望を吐き出してたんだもの。

いつも、その欲望を押さえてた理性や矜持が精神力として幸大が暴走するほどの欲望を抑えるのを助けたんじゃない?」

姫野が言う。

「つまり、今の俺は抑えるべき欲望が一つ分少ないからその分だけ暴走を止めるのに回っていると…

なるほど。」

幸大が言う。

「というか、甘えたいって欲望は我慢しなくて良いんじゃない?


プライドとかキャラとか気にしないで良いでしょ…別にたまに崩壊してるんだし。」

姫野が言う。

「いや…そんな身も蓋もない。

俺にだって恥じらいと言うか意地って言うか…」


「本当にめんどくさいわね…

私たちに甘えたい幸大が居て、


私が、その…甘えたいって言う幸大を全部受け止めるわよ…」

姫野が照れながら言う。

「だから…その…


他に何か必要…かしら?」

姫野が言う。


「姫野!!」

幸大が抱きつく。

「ちょっと、いきなりはビックリするわよ!」

姫野が言う。

「他に何か必要かって言ったな?


最初から、お前らが居てくれたらあとは何一つ要らないっつーの!」

幸大が言う。

「そう…。

私も…最低限、幸大さえ要れば。


でも、幸大は私『だけ』じゃなくて私『たち』じゃないとダメなの?」

姫野が言う。

「当たり前だ。」


「しょうがないわね…」

姫野は幸大の背中を優しくポンポンと叩きながら言う。