「幸大…あんたがしたいと思ってることは何なの?


今の状態じゃなくて…普段の幸大がしたいと思ってることよ?」

姫野が言う。


「…。

ずっと一緒にいたい。」


幸大が言う。

「幸大…

そう言う意味じゃ…」


「姫野さん…幸大さんの様子がおかしいです。」

咲子が言う。

「幸大さん…眠たそうですね。」

沙羅が言う。

「もしかして…朱鳥君の母上の能力が切れかかってるんじゃないのかい?」

華乃が言う。


「ったく、肝心なことは聞けないじゃない。」

姫野が言う。


「人生なんてそんなものですよ。

ね、幸大さん?」

眠たそうな幸大をゆっくりと横に倒して咲子が膝枕をする。

「君は私たちに何を望み、私たちに何をしたいのだろうか…」

幸大の抱き締めから解放された華乃が言う。


「ずっと一緒にいたい…

永遠に、一緒に。

一生幸せにするから…ずっと傍にいてほしい…」


幸大が言い終わると眠りに就いた。


「こ…これってプロポーズですか!?」

沙羅が頬を押さえ、顔から火が出そうなくらい真っ赤になっていた。