ハーレム ブラッド2

「…。

幸大さん…口紅ごとその額を抉り取りましょうか?」


「咲子!?

爪と眼が吸血鬼になってるから!!」

朱鳥が言う。

「幸大もいきなり何を言ってんだよ!!」

マリアが言う。

「あ、いや…なんか頭がボーッとしてた。

悪い。」

幸大が言う。


「まったく…口紅を吹きますから動かないでくださいね?」

咲子がティッシュで幸大の額を拭く。

「濡らさないと取れにくいですね。

って…幸大さん?

ボーッとしてますが聞いてますか?」

咲子が言う。

「咲子は瑠奈よりももっと良い匂いがするな…」

ぎゅっ。

幸大が咲子の胴体に抱きつき、ほとんど無い胸の谷間に顔を埋める。

「幸大さん?」

咲子が心配そうに言う。

「咲子の匂い…なんだか暖かいな。」

幸大が言う。

「…。」

咲子は何となく幸大の頭を撫でる。


「咲子…あんた今、こんな幸大も悪くないなとか思ったでしょ。」

姫野が言う。

「人の心を無断で読まないでください。

ね、幸大さん?」

「咲子…」

ちゅっ。


幸大が咲子の唇に軽くキスをする。

「幸大様の様子が変だわ…」

アゲハが言う。


「取り合えず、ここは人目がある。

場所を移そう。」

華乃が言う。