「え?

冬木さんも幸大さんを…」

沙羅が言う。

「ふっ。

それは秘密だ。


が…彼が私の行動に抵抗しなかったと言うことは私の入り込む余地もありそうだ。」

華乃が言う。


「何で抵抗しなかったんだよ…」

拗ねたようにマリアが言う。


「いや…まぁ…あははは…」

幸大が笑って誤魔化す。

「さて…そろそろ時間だ。

私は先に戻る。

久々に楽しい昼食だったよ。」


華乃がそう言って屋上を出ていく。



「さぁーて…

幸大が抵抗しなかった点について…」

姫野が言う。

「尋問を始めましょうか。」

咲子が幸大の腕を掴み逃がさない。

「まぁ…尋問じゃなくてぇ、拷問…かにゃ?」

クーニャが言う。

「ふんっ、自業自得だな。」

マリアが言う。



「ちょっ…待った…

優衣、沙羅…」

幸大が二人に助けを求める。

「あの…ご、ごめんなさい!!」

沙羅が謝る。

「な!?

優衣!」

「幸大君が他の女の子とイチャイチャしてるから悪いんだもん!」

「こんなときに駄々っ子モードかよ!!」



「さ、覚悟しなさい?」

姫野の言葉のあと、屋上では断末魔が響いた。