「私たちが原因だったり強く影響していることに関しては記憶が抜けているみたいね。」

姫野が言う。

「幸大さんは私と同棲している夫婦です。」

「咲子が平然と嘘吐いた!?」

マリアが言う。

「夫婦…に将来なる予定です。」

咲子が言う。

「取って付けたとはこのことね。」

姫野が言う。



「…。

朱鳥やアゲハ、華乃のことを俺は好きなんだけど…俺は君たちのことも好きだったんですか?」

幸大が言う。


「そうね。

相思相愛だったわよ。」

姫野が言う。


「ハーレムだもんね。」

クーニャが笑う。

「まぁ、同棲していたのは私とだけですけど。」

咲子が言う。


「あの…これからでも…楽しい思い出は作れるよね?」

優衣が言う。


「えっと…改めてよろしくお願いします。」

沙羅が頭を下げる。


「幸大が下手に出てると気持ち悪いから早く…元通りになれよ!!」

マリアが言う。



「幸大様が私たちとの記憶だけを残している…」

アゲハが言う。


「ということは、今まで不利だった我々の方が有利になったと言うことだな。」

華乃が言う。


「まぁ…私は別に…今より少し親しくなれたらそれだけで良いけど…」


朱鳥が呟く。