ハーレム ブラッド2

現在


VAP医療機関



「ふむ…。

一応、検査はしてみたがこれといって問題もない。

特に…原因が解らないな。」


榊パパが言う。


「…。

ん…。」


幸大が目を開ける。


「幸大!」

姫野が呼ぶ。


「…ここは?」

「ここはVAPの医療機関で…」

姫野が言う。

「君は…

君たちは?」


幸大が言う。


「え?」

姫野が固まる。

「幸大君…記憶喪失!?」

クーニャが言う。

「私たちが誰か解らないんですか?」

咲子が言う。


「えーと…華乃、朱鳥、アゲハ。

それから榊さん。



ここはVAPの医療機関。

VAPは人間と吸血鬼の共存のための機関。


それから、ヴァン。」

幸大が病室の入り口付近に立つヴァンを指差した。


「幸大君…私のことは!?」

優衣が言う。


「すみません…」

幸大が言う。


「…。

幸大君の血を吸った時に前回起きたのと同じ障害のようだね。

おそらく四種の吸血鬼に血を吸われたためにそれぞれの副作用が影響しあい、暴走したのだろう。」

榊パパが言う。