「鈴木さん!」



私を呼ぶ声がした。


どっかで聞いたことのある声。


私は振り返った



「はい?」



「あの…」



同じクラスの 【相馬 蓮】くんだ…。




「俺…鈴木さんの事…好きです!」



「えっと…気持ちだけ受け取っとく。ありがとう」



「そっかぁ…また友達としてよろしくな!」



「うん!」



私は告白されても全て断っている。


過去に辛い思いがあるからだ。




「鈴木ぃ!」



今度は誰…?



「お前今告られてたろ!?」



同じクラスの【中村海斗】か…モテるみたいだけど…興味ない。



「見てたの?」



「・・・たまたま!通りすがったから!」



「・・・ふ~ん・・・」



「で、何で断ったの!?」



「別に好きじゃないから。」



「あぁ~!」



「バカじゃないの?」



「バカじゃ無いよ?」



「・・・私もう行くから。」



「どこに?」



「・・・・・教室・・・」



「次授業か!」



「バカ・・・」



「とりあえず教室行くぞ~」



私は中村の後ろに着いていき教室に向かった。