小さい頃。
公園で遊んでいたときのこと。
砂場で私と同じように1人で
遊ぶ男の子がいた。
「一緒に遊ぼう!」
私はいつの間にか、その男の子に
言っていた。
「うん!」
その男の子はとても嬉しそうに
そう言った。
すっかり暗くなって、お母さんが迎えにきた。
誰かと一緒に。
お母さんとその人はすごく仲が良さそう。
私はお母さんのところに行って
「誰?」と小さい声で聞くと、
私のすぐ横でお母さんと一緒にいた女の人に
男の子が「誰?」と私と同じように
小声で聞いていた。
お母さん達は笑うと「帰ろう」と
二人で声を合わせて、言った。
私と男の子は何がなんだか分からなかったけど
とりあえず帰ることにした。
いくら歩いても、私と男の子と別れる気配がない。
家の前にきて、やっとお母さん達が「さようなら」と
言い合っていた。
私と男の子も「バイバイ」と言って別れた。
すると男の子は私の隣の家に入っていった。
そう、それが恭ちゃんだった。
私と恭ちゃんはその後
毎日遊ぶようになった。
そして私は恭ちゃんを好きになった。

