love song…


焼くってなにが?何の話?
いろいろ聞きたいことがあったけど
今はとりあえず「うん」といって
帰ることにした。



「ただいま」
アレ? お母さんたちがいない。
机の上に手紙・・・

 お母さんたち旅館にお泊りしてくるから
 あとよろしくね♪

え?
「えぇぇぇぇぇ!?」

「どした?」
恭ちゃんがこっちにきて手紙を読む。
「アレ?お前聞いてなかったの?」
「聞いてないよ!ビックリしたぁ・・・」

ん?ちょい待てよ。
今日は恭ちゃんと二人きり?

「よろしくな!」

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
無理無理無理!絶対無理!
気持ちとは裏腹にやっぱり嬉しくて
にやけちゃう私・・・。

「晩飯どうする?」
あ、そういえばもうこんな時間か・・・
「私つくるよ!」
「え?お前つくれんの?」
「ちょ!バカにしないでよ!
 私にだって料理くらいできます!」
「そうか!じゃよろしく」


よし!何作るかな・・・
それにしても恭ちゃんに
何かをつくってあげるなんて、
バレンタイン以来かも・・・

とりあえず冷蔵庫の中を見る。
にんじん、じゃがいも、お肉にたまねぎ・・・
カレーでいっか!

あれれ?
普通に作ったはずなのにスープカレーやん・・・
どうしよう・・・
味に影響ないかな・・・

「いいにおいだな♪できたのか?」
いろいろ考えてるうちに恭ちゃんが来ていた。

「え?あ、うん。どう?おいしそうでしょ!」
なに強がってんだ私!
普通につくってスープ状態とか、
絶対味薄いじゃん・・・


「あの!恭ちゃん!そのカレー味が・・・」
「え?」
恭ちゃんはすでにカレーを食べていた。
「ゴメンおいしくないよね・・・
 今コンビニでなんか買ってくるから!」

そう言って私は家を後にした。