love song…


キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴った瞬間、いきおいよく
私は教室を後にした。

恭ちゃんに会える!
そのことで頭がいっぱいだった。


猛ダッシュしてる私の足をとめたのは
昇降口にいた桜井先輩だった。

私は最初、その存在にすら気づかなかったけど
桜井先輩に腕をつかまれたのだ。


「あの・・・ さっき言えなかったんですけど、
 私今日大事な用事があるので失礼します!」

そう言っていこうとしたけど、男子の力に
勝てるハズもなく・・・


「本当にお願いします!」
そう言って頭を下げたけど言葉が返ってこない。

「あの・・・」
顔をあげると、超不機嫌な顔の桜井先輩がいた。

「えっと・・・」
なんて言ったらいいかわからず、
モジモジしていると桜井先輩は急に私の手を
つかんで歩きだした。


「え!? どういうことですか?
 あ、あのっ!!」
言葉は返ってこない。
スタスタ歩いていく・・・


校門のところにきて私は「なんなんですか!」
って怒鳴りつけてた。
手もバカ力でふりほどいてやった。

フンッ
学校1のイケメンだかなんだか知らないけど
こんな無理くりなのってヒドイ!


先輩は黙ってうつむいてしまった。
え? 言い過ぎた? どうしよぅ・・・

「あ、あの・・・」って言ったら
先輩はすごく大人の色気がある美しい顔で
私を見下ろした。

その顔に一瞬ドキッとしてしまって・・・
その隙に先輩に抱き寄せられていた。