【茅亞ver.】
「おぉ~!!そこの君遊ぼーよ!!」
「早くッ!!」
「キモチわるいんだけど」
あたしはガラの悪そうな男子3人に絡まれてる……
正直言ってめんどくさい。
「おとなしくしないと犯すよ?」
「は?何言っちゃってんの?」

ーーーーーーーーバサッ

「…やめてあげてください!!!」
ん?誰だろうこの人…
あ、あたしはこの人に守られてるんだ…
「あぁ?」
「んだテメー!!!」
「は?誰に向かって口聞いてるんだよッ」
「嫌がってるじゃないですかッ」
「それがどうした」

ーーーーーーーーーバンッ

…あれ…?…殴ってる???
あ、逃げてっちゃった…。
「あの、ありがとうございました!!」
「ん?」
「助けてくださったので…」
「どういたしまして」
そういって、満面の笑みをうかべる。
ーーーーーードキッ
カッコィィ…
あたし一目ぼれしちゃったかも…
「気を付けなよ?」
「はい!!本当にありがとうございました!!」
「じゃーね」
あたしは、姿が見えなくなるまで手を振った。