「春田紗奈って、ここのクラス?」



聞いたことのない声が、私の名前を呼ぶ、休み時間。





これがすべての始まり。



いや、今となっては『元凶』と言えるのかな?





いつも影薄くって、くらい私の名前を呼ぶ人なんて珍しいのね。


また誰かが私の変な噂でも流したの?




様子を見てみる。



うん、でもつまんないからちょっと行ってみることにした。

「あたしだけど?どうかしましたか?」




・・・・・・・・・・・・・・


用があったのは彼・・・
ではなく


その後ろの・・・