「若宮だよ、若宮美湖」


 やっと木下が喋った。


 って、あれ??若宮って…


 「桐谷、最後の席美湖の隣じゃん」


 下の名前なんてしらねーよ…。


 てか、ほとんど話したことねーし。


 「で、俺は…「気持ち伝えたかっただけだから!!じゃあ!!」


 そう言って2人は、帰った…


 は??ちょっと待て!!


 「俺、どーすりゃーいいのー!?」


 2人にそう叫んだけど、返事なんて返ってこなかった…


 無視された…