学校が終わって私は、急いで家に帰った。


 家に着いて鞄を放り投げてママからケータイを借りてソファーに座った。


 そして、朝桐谷君から貰ったメモ用紙をポケットから取り出す。


 その紙を見ながらケータイに文字を打っていく。


 『桐谷正樹』


 ケータイのアドレス帳に桐谷君の名前が入った…


 そして、桐谷君宛てにメールを作成する。


 『若宮美湖です!!登録お願いします!!』たったこれだけ。


 他に書くことが思いつかない。


 でも、たったこれだけなのに送信ボタンが押せない…