恋愛同盟

『お前…
美音が好きなんだよ!』




その日もこんな夕日のキレイな日だったよね。




まだ何にも
気づいてなかったあたしに、
ハズカシそうに
告白してくれた。




走ってきてくれて、
うれしかったなぁ。



あの遥斗が?!
とも思ったけど…




うれしかったよ。




もうその時は
自覚してたのかもね。
あたしの気持ち。



分かろうとしてなかっただけかもしれない。




だってね、
遥斗、イジワルでしょ??



だから、きっと…



こんなヤツのコト
好きなわけないッ!!
って意地張ってたんだ。