恋愛同盟

「俺、アイツに
殴られるなんて思わなかった・・。

アイツ、
根はけっこう
優しいんだぜ??」



「ウン。そだね」




素直に頷いた。

そんなの、
あたしが1番知ってる。




「アイツに
殴られるなんて・・
よっぽど
美音ちゃんが
大切なんだな!」




あたしが・・・大切……




チャラ男君たちに『バイバイ』を言って、
あたしは
トイレに向かった。




あたし・・
今までどれだけ
遥斗に助けられたんだろ??



どれだけ…
大切にされてたんだろう??