「ありがと大翔。
じゃあ…また明日ね!」




「おう。今日はゆっくり休めよ!じゃーな!」




そういって大翔は自分の家のほうへ歩きだした。




「大翔!」




あたしはその背中に向かって叫んだ。




「いつか…いつか絶対はなすから!それまで待ってて!」




大翔がこっちを向いて優しく笑ってまた前を向いて歩きだした。




―いつか…。あたしが言えるようになったら絶対みんなにはなそう。
みんなならきっと大丈夫だよね?




そう思いながらあたしは家に入った。