恋愛同盟

結局、下駄箱までついてきてしまった…



もう帰ろう。



「愛芽、あたし…」



「愁哉−!!愛芽−!!」



あたしの声はあっけなくその声のせいで
消されてしまった。




もう、誰よ…
人が言おうとしてるとき…に……



「大翔くん!?」



「あれっ?
美音ちゃんじゃん。
どうしたの?」



まさか大翔くんだったなんて。



「おう!大翔。
どした?」




「いやな、2人が仲良さそうに歩いてたから、邪魔してやろうかと思っ…」



バシッ!



「ってぇな!
なんだよ愛芽。
からかっただけじゃん。」