頭のうえですごい音がした。
「いってぇ!!!」
顔をあげるとそこには半泣きで頭をさすっている愁哉の姿があった。
「美音が困ってるでしょ!?
ごめんね美音。コイツが彼氏の愁哉。
ほらッ愁哉謝って。」
「わり−な。
俺高梨愁哉ってゆ−んだ。
よろしく!」
「藍沢美音です。
よろしくお願いします…。」
愁哉はいかにもチャラいって感じだったけど
愛芽のことを大事にしてることはわかった。
そのまま3人で下駄箱まで行くことになった。
邪魔じゃない?って愛芽に聞いたけど
別にいいでしょ。ってことでついていくことになってしまった。

